
岡田 尊司著 幻冬舎新書
2009年9月30日 第一刷発行
2010年1月15日第11刷発行
著者:1960年、香川県生まれ。精神科医、医学博士。
東京大学哲学科中退。京都大学医学部卒。
アスペルガー症候群とは、それを最初に報告したオーストリアの小児科医、ハンス・アスペルガーにちなんで名づけられた。彼はこれを最初に見出しただけでなく、その改善のために、長年治療と教育に努めた。
1944年、アスペルガーは最初の論文を発表したが、あまり知られることもなく、次の年(1945年)に発表された精神科医のレオン・カナーによる、社会性やコミュニケーションに重い障害を抱えた一群の子どもたちの存在が見出され「自閉症」と名付けられたことによって、アスペルガーの論文の存在はほとんど知られることなく、アメリカでは独自の自閉症の概念が発展していった。
1991年に出版されたウタ・フリスの「自閉症とアスペルガー症候群」で広く認知されることになる。
この中でフリスは、アスペルガー症候群の概念を明確にし今日的な形にまとめたのである。
その3年後の1995年には、アメリカ精神医学会とWHOが、ともに診断基準への採用を決めるに至っている。これにより、急速にアスペルガー症候群という名称が用いられるようになった。
アスペルガーは、このタイプが抱える問題を、感情と知性の調和がとれていないことだと述べている。知力は平均か、それ以上であるが、欲求と本能に問題があるため、「状況への本能的適応」が困難となり、社会生活において欲求と本能をスムーズに充足することに支障が出やすいというのである。
いろんなタイプがあるが、過去にはアインシュタイン、進化論のチャールズ・ダーウィン、ヒットラー、最近ではマイクロソフト創立者のビルゲイツ、「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカス、ハンス・クリスチャン・アンデルセンなど・・・・・。
現在、このアスペルガー症候群は良きにつけ、悪しきにつけ、現代社会において異常なペースで増加しているという現実がある。
それはなぜか?

0 件のコメント:
コメントを投稿