2009年5月20日水曜日

ウェブ時代をゆく

ウェブ時代をゆく
 ・・・・・いかに働き、いかに学ぶか・・・・・
梅田 望夫著  2007年11月発行

 『20代、30代のプログラマーの「目標となる人物像」は大きく変化してきた。
以前は、IT分野最高峰の国際的な賞「チャーリング賞」の受賞者を頂点とした世界の「IT研究者コミュニティ」において学問的貢献が認められた人々、IBM、DEC、富士通といった大企業でコンピュータの設計に・開発に携わった人々が目標とされていた。
 今は、オープンソース・プロジェクトにおけるリーダー、あるいはコミュニティでその実力を尊敬されるハッカーたちこそが、若手エンジニアたちにとっての「目標となる憧れの人物像」として浮上している。』(本より抜粋)

 現在、世界のオープンソース・コミュニティで日本人で最も尊敬されている人物は、まつもとゆきひろ(本名:松本行弘、1965年生)だという。

 この名は知らなかったのですが、「Ruby」(ルビー)というプログラミング言語を作った人だと知り、びっくり! 以前(2006年頃)プログラミングに興味を持ち、どんなものだろうと自分で調べていた頃「Ruby」と言うプログラミング言語をネットで探して試したことがあったからです。日本のプログラマーが開発したものだということも知らないまま使っていました。

 彼は、20代後半、仕事の傍らプログラミング言語の設計を始めて~
1993年「Ruby」というプログラミング言語を作り、それを無償で公開したのです。リーナス・トーバルズがリナックスを創始した年のわずか2年後でした。

1997年島根県松江市のネットワーク応用通信研究所に勤務しながら、オープンソース・プロジェクトに発展した「Ruby」プロジェクトのリーダーとして開発を続けているそうです。
「Ryby」は今や全世界で数十万人が使う言語となり、日本発世界の数少ないソフトウェアの一つになりました。
 
 まつもとゆきひろ氏やリナックスのリーナス・トーバルズのような人は、「好きなこと」「やりたいこと」をひたすらやり続けてきた人たちであると結んでいる。
 このことは、アインシュタインやニーチェにも言える。損か得かとか、生活のためにではなく、好きでやりたくて、やりたいことを続けているうちに・・・・・。
 でも、私たち凡人は例え「好きなこと」をやったとしても、なかなかこうは行かないのです。没頭の仕方が足りないのかもしれませんが、やはり、人並み外れた熱意(努力)とそれに才能がないと・・・。
だから、両方を併せ持った彼らは、人々の憧れの人物になり得るのだと思います。
でも、好きなことをやり続けるということは、私にもできる事ですし、やっていきたいと思います。
著者の言葉から
★ 「時代の変わり目」を生きるためにいちばん重要なのは、「古い価値観」に過剰適応しないことである。そのことに自覚的かつ意識的であってほしい。どんな変化であれ、それが天災や事故のような突然の打撃ではなく、ゆっくりと皆に訪れるものなら、それは「荒海に飛び込む」ようなものではなく「雨の日に自転車に乗る」くらいのことなのだ。すでにそちらの世界で軽やかにやっている人もごく普通のもうひとつの世界なのだ。しかし、「古い価値観」に過剰適応してしまった人にはそう思えない。「はじめの一歩」を踏み出す前に身体がすくんで、新しいことへの挑戦を自分の心が縛ってしまう。その呪縛をできるだけ若いうちに解いてほしいと思うのである。
自分が「時代の変わり目」の頃に生きている事に感謝しつつ、準備は怠らないようにしたいものです。
心を柔軟にして、新しいものへの関心を常に持ち続けること。「古い価値観」に固執しないこと。
来るべき「時代の変わり目」が「2015年から2020年あたり」に来るという著者の考え、そのころの自分がどういう風になっているのか、分からないが、そう遠いことではないので、ぜひ見届けたいものです。

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