まだ予定の段階ですが、招待を受ける旨の返事をしておきましたとのこの。
やっと待ちに待った、フライブルクへの演奏旅行が実現できそうです。
今度行くと、3回目になります。
曲 名: 交響曲第2番 変ロ長調 "賛歌" op.52
作曲時期: 1840年
初 演: 1840 年 ライプツィヒ:聖トーマス教会
楽章構成:
1. Sinfonia:Maestoso-Allegro →第1楽章
2. Allegretto un poco agitato →第2楽章
2. Allegretto un poco agitato →第2楽章
3. Adagio religioso →第3楽章
4. Alles.. →以下第4楽章(コーラス)
5. Saget..
6. Saget..
7. Ich..
8. Stricke..
9. Die Nacht..
10. Nun danket..
11. Drum..
12. Ihr..
4. Alles.. →以下第4楽章(コーラス)
5. Saget..
6. Saget..
7. Ich..
8. Stricke..
9. Die Nacht..
10. Nun danket..
11. Drum..
12. Ihr..
楽器編成:Fl:2; Ob:2; Cl:2; Fg:2; Hr:4; Tp:2; Tb:3; Timp; Str; Sop:2; Ten:1; Chor
※本来は交響曲カンタータ。1~3楽章が管弦楽のみの第1部。残る9曲がカンタータの第2部。
メンデルスゾーンの交響曲は、シューマンと同じように、番号の大小と作曲時期が一致していなくて、1→5→4→2→3という順に作曲されたようです。
1番と最後の3番には18年の歳月の隔たりがあります。早熟だった故に1番は10代の作品で、3番は33歳の作品。その5年後、38歳にて亡くなってしまうという短い人生でした。
そして、この「第2交響曲」は、1940年31歳の作品です。
グーテンベルクの印刷技術発明400周年のために作曲されたと言われています。作曲家にとって、印刷技術の進化は心強かったことだと思われます。
3楽章からなるシンフォニアと、9部に分かれるカンタータの第4楽章を持つ作品で、第9(ベートーベン)よりも、より自由で宗教性が高い作品となっています。
聖書からの引用や、バッハのコラールも使用していて、キリスト教的要素が強い作品ですが、伸びやかで、屈託のない旋律が充満していて、聴く人を大らかな気分にさせてくれます。
聴きやすく、親しみのある旋律が満載です。
1楽章の冒頭、トロンボーンで奏される旋律がとても耳に残るメロディでできていて、この旋律が、第4楽章のカンタータでも活躍します。
エンディングの決めの場面でも、高らかに、感動的にこの旋律があらわれます。
大いなる感激を味わえるところです。
瑞々しくも真摯なテノールや二人のソプラノの歌唱を聴いているだけで、ユダヤの出身だったメンデルスゾーンの心からの宗教心を素直に聴き取ることができるような気がします。
何といっても、「マタイ受難曲」を発掘したメンデルスゾーンでもあり、2006年には、「マタイ受難曲」を歌ったこともあり、また、今年の4月末には、神戸にて「メンデルスゾーン編集による”マタイ受難曲”」を聞くことができたりと、今この曲をと言われることに、何かの縁を感じます。
出来ることなら、万全を廃して参加したいと思います。
最近、初心に戻り、バッハを歌えることがとても楽しく感じらるようになっているのですが、これで、ますます普段の練習にも熱が入りそうです。