ウィーン・フィルハーモニー ウィーク イン ジャパン 2011
10月17日(月)19:00開演
サントリーホール 大ホール
主催:サントリーホール
モーツァルト
交響曲第34番 ハ長調 K.338
ブルックナー
交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」WAB104
指揮:クリストフ・エッシェンバッハ
10月12日(水)~10月19日(水)の一週間の間に、7回のコンサートを実施。
10月18日(火)は東日本大震災復興支援チャリティコンサートです。
この中の
10月17日(月)、サントリーホールでのコンサートに行ってきました。
サントリーホールは何となく行きにくい場所なので、今まで他の場所を選んでいましたが、今回は敢えてここで一度聞いてみたいと思ったのです。
|
サントリーホール正面 |
昼間は知り合いの方と自由が丘の駅で合流。
家具屋KAGURAでソファーを見て注文(出来上がりは来年2月か3月頃)、KAGURAで教えていただいたお魚にこだわっているというお店でお昼を頂きました。
そのあと、駅前に出てダロワイヨのカフェでおしゃべりタイム。
時間を見て渋谷へ出ました。
まず先に会場へたどり着いたほうがいいかと思い、すぐ1番のバス「赤坂アークヒルズ行き」に乗車。
結構長い時間バスに乗っていたような気がします。
赤坂アークヒルズのすぐ前がサントリーホールだと確かめてから、軽くその近くで夕食をとりながら開演時間まで過ごしていました。
あたりはもう真っ暗になってしまいましたが、皆さん仕事帰りか早めに来て、ここらで夕食を済ましている方が多いようでした。
時間になり会場へ。
昨日よりも、中央よりで良い席でした。
今日はゆっくり時間があるので、効く準備もゆっくりとできました。
昨日の「みなとみらいホール」によく似ていて、全面にパイプオルガンがあり、その前にも客席があって舞台を囲むような作りになっていました。
サントリーホールの方が席は多いのかもしれませんが・・・。
|
プログラム |
19:00 開演。
★モーツァルト
交響曲第34番 ハ長調 K.338
モーツァルトは昨日とはまた感じが違う演奏でした。
王道の凄さ、荘厳さを感じました。
この交響曲はモーツァルト25才の時、ザルツブルクで作曲したもので、この曲を持ってザルツブルクを離れウィーンに出ていき初めて発表した曲でした。
旧態依然な風土のザルツブルクを嫌い、活気ある音楽界に憧れてウィーンへ出ていく決心をする。
皇帝のいる首都・音楽の都での成功を信じてやってきたのでしょう。
でも、その当時の皇帝、マリア・テレジアには嫌われてお抱えにはなれなかったようだし、それを思うと、この曲も切なく感じられて・・・・・。
以前行ったウィーンやザルツブルクの風景を思い浮かべながら聞き入っていました。
★ブルックナー
交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」WAB104
1881年2月20日、ウィーンの楽友協会大ホールにてこの「交響曲第4番」を初演している。何年か前、楽友協会大ホールで聞いたコンサートのことを懐かしく思い出しました。
それまで、あまり認められなかったブルックナーが初めてこのときから認められることになりました。
ブルックナーはこの交響曲を「ロマンティック交響曲」と名付けています。
第1楽章冒頭のホルンの主題から始まりずっとこの曲を通して、管楽器が活躍します。
今まであまりブルックナーを聞いたことはありませんでした。
コンサートで聞くのは初めてかもしれない。
「穏やかな厳粛さ」に感動!
全曲通して管楽器が素晴らしい演奏!
今までは弦楽器が好きで、あまり管楽器は好きではなかったのですが、素晴らしい優しい音に聞き入ってしまいました。
なめらかな演奏!表情豊かな演奏にびっくり!
これも初めての経験でした。
きょうのコンサート、昨日のコンサート、はじめての経験がたくさんあり、感動があり本当に来て良かったと思いました。
帰りはまたバスで渋谷駅前へ行き、そこから東横線で横浜の馬車道まで一本で帰りつきました。
そのまま寝るのももったいなくて・・・。
しばらく余韻を楽しみたかったのですが、2日続けてのコンサートで疲れて、そのまますぐ寝入ってしまいました。
幸せな時間がいっぱいの2日間でした。