10月26日(水)19:00開演
大洲市民会館
チェロ:アンヌ・ガスティネル
ピアノ:クレール・デゼール
曲:
J.ブラームス:チェロ・ソナタ 第2番へ長調 作品99
.F.シューベルト:歌曲集より
G.フォーレ:エレジー
G.フォーレ:夢のあとに
S.ラフマニノフ:ヴォカリーズ
F.ショパン:序奏とポロネーズ
アンヌ・ガスティネルは、10歳でソリストデビュー。
18歳でスヘフェニンゲン国際コンクールで優勝、一躍脚光を浴びました。
以来世界中でソリストとして活躍中のチェロ奏者です。
1997年、パブロ・カザルス(チェロの近代的奏法を確立し、20世紀最高と言われたチェリスト)の遺族より銘器「マッテロ・ゴフリラー」を貸与され、
2000年よりリヨン室内楽フェスティバルの名誉主宰を務め、現代を代表するソリストです。
クレール・デゼールは14歳でパリ国立高等音楽院に入学。
その後フランス政府からの奨学金を得てモスクワに留学し、帰国後は数々の音楽祭に客演として数多くの楽団と共演、高く評価されているピアニストの一人です。
4人車で乗り合わせて、松山を早め(16:15)に出発。
大洲の「油屋」で食事をするつもりだったけど、直前に調べたら水曜日は定休日。
急に変更して内子の「カラリ」で食事をすることに~。
わざわざ高速を降りて行ってみたけど、夜は予約の方のみということでここもダメ。
急いで内子の街並があるところへ戻り、下芳賀邸に行ってみる。ここもお休み。
だんだん時間がなくなってきた。近くで探してみる。
お寿司屋さんがあったのでそこに入る。
お寿司と盛り合わせのお刺身を注文。まだ早い時間でお客さんもなくすぐ出てきました。
急いで、ゆっくり頂いて大洲へ~。
18:30分開場には間に合っったけど、入ってみるともう大勢の人。
あまりいい席がなく、前の方に座る。
譜面台の大きいのがデンと置いてある。
もしかして?と危惧した通り、演奏者の手が全然見えない。
顔はどうにか見える程度。
次の休憩で端の方の席に移ってみる。
これで演奏する姿は全部見えましたが、あまり良い場所ではありません。
彼女の最大の魅力は、気品溢れる芯の強い音色と、凛とした揺るがぬ意思の強さを感じさせる点にあるのでしょうか。特に主観的な情緒に傾き過ぎることもなく、かと言って冷めた演奏でもなく、非常に清潔で充実した音楽を聞かせる。
人生を賭け、身を賭して音楽に全てを捧げたかのような、儚い脆さのようなものが同居したデュ・プレの音楽とは根本的に違ってきます。
デュ・プレは自分の体調が悪いときには、重すぎて聞くのもしんどい時があります。
それからすると、聴きやすいのかもしれませんが・・・・。
私の思い違いかもしれませんが、何だか具合が悪いのかな?、演奏する気がないのかな?と思ってしまいました。
ちょっと演奏に集中していないような・・・・。
時々、咳払いをしたり・・・・。
そのせいか、途中ピアノを聞いている自分に何回か気がつきました。
ピアノは、気合が入っていて素晴らしい伴奏でした。
最後のショパンは何とかその気配を感じましたが、アンコールも一曲であっさりと引きあげてしまい何だか物足りないまま終わり!
演奏技術面では確かにすごいのは感じられましたが・・・・。
でも、生演奏を聞いた後なので、それなりに気持ちは少し良い気分になり帰途につきました。
久しぶりにあった友人との会話を楽しみながら・・・・・。
あとで調べて見ると、22日、23日とコンサートが続き、前日の25日に東京の文化会館小ホールにて、コンサートを済まし愛媛に移動、その夜コンサートだったことが判りました。
ベートーベンやドビッシー、シューマン、シューベルト、ブラームスと幅広い演奏曲目です。
最後の大洲はちょっとお疲れでしたか?
それともこれが彼女の演奏スタイルかも?
その上、東京の文化会館でのコンサートは、お客の入が6割程度、600席のうち、350席が埋まった程度だったとか。
あまり知られていないのか?他のコンサート(ウィーン・フィル)の影響か?