2009年9月21日月曜日

ミラノ・スカラ座来日記念特別演奏会

日時:2009年9月16日(水) 19:00~
場所:NHKホール

★指揮者:ダニエレ・ガッティ
 プロフィール:ミラノ生まれ、ミラノのヴェルディ音楽院でピソノとヴァイオリン、作曲、指揮を学んだ。
1994年~1997年:ロンドンのロイヤル・オペラの首席客演指揮者
1996年:ロンドンのロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任
1997年~2007年:ボローニャ歌劇場音楽監督
2008/09年シーズンより、フランス国立管弦楽団音楽監督に就任
また今までにいろんなオーケストラを指揮している。
オペラの指揮も多く、
2008年:バイロイト音楽祭にて「パルシファル」
2007年:スカラ座にて「ローリングリン」、「ヴォツェック」
2008年12月:スカラ座にて「ドン・カルロ」

これからの予定
2009年秋:メトロポリタン歌劇場にて「アイーダ」
2010年:ザルツブルク音楽祭にて「エレクトラ」
2009年5月:バイエルン国立歌劇場「アイーダ」

★ミラノ・スカラ座管弦楽団
 創立1778年。約「135名の団員からなるスカラ座管弦楽団は、オペラの演奏にかけては世界でも指折りのオーケストラと評されているが、今やコンサート活動においても、高い国際的評価を得ている。

 その特色は、代々受け継がれてきた、スカラ座ならではの、粒立ちのくっきりとした、一糸の乱れもないアンサンブルの技術にある。しなやかで柔らかい音色、そしてそうした音色のバランスを整える俊敏さが、スカラ座管弦楽団の持ち味となっている。

★ミラノ・スカラ座合唱団
 スカラ座合唱団は、イタリアのみならず国際的なレベルにおいても、卓越した芸術性の代名詞とした傑出した評価を得ている。そのクオリティーの高さは、際立って鋭敏な感性によって、長年にわたり隅々までこの合唱団を磨き上げてきた指揮者たちの粘り強い努力の賜物である。

 現在、合唱指揮を務めるブルーノ・カゾーニは、声楽を知りつくした繊細な音楽家であり、力強くしかも胸に迫るスカラ座のオペラの舞台ならではの合唱を作り上げている。

★ブルーノ・カゾーニ(合唱指揮)
 ミラノ生まれ。ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院でピアノ、作曲、合唱音楽、合唱指導を学ぶ。
1994年:トリノの王立過激場合唱団の指揮者に任命
2002年:ミラノ・スカラ座合唱団の合唱監督を務めている。

★プログラム
  • ルイザ・ミラー」より    序曲「第1回十字軍のロンバルディア人」より 合唱「大いなる都イェルサレム」、合唱「おお主よ、ふるさとの家々を」
  • 「マクベス」より    第3幕の魔女や悪霊の踊り、合唱「しいたげられた祖国よ」
  • 「ドン・カルロ」より  合唱「喜びの日の夜が明けた」
  • 「ナブッコ」より    序曲、合唱「祝祭の聖具は落ちて壊れるがいい」、合唱「行け、わが思いよ、金色の翼に乗って」
  • 「シチリア島の夕べの祈り」より  序曲
  • 「オテロ」より      第3幕のバレエ音楽
  • 「アイーダ」より   合唱「エジプトの栄光」

 とても洗練された力強い演奏で一部の隙もないと言う感じのコンサートでした。そのひとつひとつの演奏ががらりと変わり、あたかもオペラの舞台が目の前に繰り広げられてるような錯覚を起こすほど、見事な演奏でした。

 抜粋だからとあまり期待していなかったのですが、100パーセント、いや120パーセント大満足!途中あまりの演奏に感激し、胸が苦しくなるくらいでした。さすがとしか言いようがないほどでした。

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